みなさまお元気ですね、玉井です。
女の子はお砂糖とスパイスと素敵な何かで出来ている。
とはよく言ったものだと思うんですが、
例えばそんな、自分に対して適度にふりかけておきたい 、身につけておきたいモノとして、
ひねくれ、ねじれ、天邪鬼的な要素
というのは欠かせないと思うんですよね、これは老若男女問わず。
親に「お前はこうだ」って言われたから。
先生に「それが正しい」って言われたから。
上司に「これをやれ」って言われたから。
だってそれが世間の常識だから、みんな同じようにやってるから。
みたいなところで考えるのを止め、それゆえ損してる人は多いわけですしね、実際。
で、それに特別問題意識を持ってない人は、きっと本人は幸せだろうから別に良いんですが、
「なんか気ついたらそういうのに流されてしまう自分めっさ辛い…」
ってな悩み方をしてる人も多いと思うんですよね。
で、まあそこで必要になってくるのが『ひねくれ視点』であると。
程度の低いひねくれ方をすると普通にウザいだけの性根の腐ったゲロキモ人間に成り下がりますけどw、
自分で道を切り開いていく力とか、根拠のない自信だとか、窮地に立たされたほうが燃える的な逆境◎みたいなメンタリティって、少なからず、というか大いに、ひねくれるだけで容易にゲットできたりするわけです。
というわけで今日は、
ひねくれ視点を手軽にゲットできるオススメ本3選+α
を紹介したいと思いますw
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)
岡本太郎氏の本は何冊か読んだんですが、
これが1番良かったです。てかこれ多分1番有名なやつです。
個人的には「まあもう読まへんかな」と思ってひねくれて捨てたりもしたんですがw、
これまで2回捨てて、3回買わされましたね。つまり今は捨てずに持たされていますw
この本は、ひねくれというよりかは、
情熱的かつエネルギッシュで、人生に対して好戦的
みたいなニュアンスです。
読み直すたびに「あ、最近それむっちゃ欠けてたわ!」ってなるやつです。
めちゃめちゃ失礼な言い方になるんですけど、
『ええ目をしてるおっさんランキング』トップ3に入りますよね、この表紙の顔w
強烈に勇気づけられたいようなタイミングで読みたい本だと思います。
私の嫌いな10の人びと (新潮文庫)
これは、本の裏表紙のあらすじを紹介するのが1番早いですね。
「笑顔の絶えない人」「みんなの喜ぶ顔が見たい人」…そんな「いい人」に出会うと、不愉快でたまらない!共通するのは、自分の頭で考えず、世間の考え方に無批判に従う怠惰な姿勢だ。多数派の価値観を振りかざし、少数派の感受性を踏みにじる鈍感さだ。そんなすべてが嫌なのだ!(後略)
「言いたいことは分かるけど、そこまで言うんかwww」
みたいな、でもだからこそ、みんなが言いにくいことをむちゃむちゃハッキリ極端に言葉にしてくれてるという意味で、読む価値大いにアリな本かなと。
この手の本は、読者のほうがひねくれて読む必要があるというか、ひねくれ視点があまりない人がいきなり読むと、自己否定されすぎてむしろ毒になるかもしれませんw
ぼくも節々で「うわ、今おれむっちゃdisられてるやん…」って気分になりかけました。
ただ、こうやって世の中の”ええ子ちゃん”を徹底的にdisってる本のくせに、読み終えた後は、
「この人こそが、実は1番ええ人じゃね?」
と思わされる、そんな本だと思いますw
不道徳教育講座 (角川文庫)
ぼくも、小学校の道徳の授業は、
「『さわやか3組』見せられただけで、何の意味もなかったわw」
と思ってるタイプで、
むしろ道徳なんて儒教的精神を無理やり植え付けられるだけの洗脳教育
だと思ってるタイプで、
小学生に『道徳』を押し付けるのは今すぐ辞めて、
中学生から『倫理』を自主的に学べる機会を作れ。
と思ってるタイプなんですがw、
この三島由紀夫氏の本は、今ぼくが言ったような不道徳さが一瞬でええ子ちゃん化するほどの代物ですw
目次を一部引用すると、
「弱いものをいじめるべし」「人の失敗を笑うべし」「先生を教室でユスるべし」「人のふり見てわがふり直すな」「おわり悪ければすべて悪し」
とまあ、まさに不道徳すぎ、天邪鬼すぎるんですが、
三島由紀夫氏の文才がエグすぎて、妙に納得させられてしまうところがポイントですねw
生き様はあまり共感できひんけど、その生き様が滲み出てる文章には死ぬほど憧れます。
借金は合法的に踏み倒せ(廣済堂出版)
これはオマケですね。
ぼくは仕事柄、
「出来ることなら今すぐ会社辞めたいんですけど…」
って人の相談に乗ることが多いんですが、
「じゃあ今すぐ辞めたらいいじゃないですか。」
って言ってるんですが、
「でもお金なくなったら生きていけないじゃないですか…」
って言う人には、
「そう思うならとりあえず貯金0円にしてみたらいいじゃないですか。」
ってよく言ってるんですが、
「じゃあ借金してしまってもっとヤバイことなるじゃないですか!」
って言う人には
「ヤバイと思うなら実際借金してみたらいいじゃないですか。」
って割と本気で言ってるんですがw、
別にこれは突き放してるわけでも何でもなく、むしろ逆で、
「あなたの人生、その程度のことに左右されるものでもなかろう。」
と、相手の人生をむちゃむちゃ信頼してるからこそ、なんですねw
だからぼくから見て”そうじゃなさそうな人”にはそんなこと言いません。
で、この本は、
バブル崩壊の直前に660万借金して起業、事業は上手くいかず、消費者金融からも借り入れ、取引先には飛ばれ、連帯保証人になって騙され、女房子どもを抱えた状態で、年収400万なのに借金は金利含めて7000万に膨らみ…
っていう、普通に「いやさすがに辛すぎるやろw」っていう窮地に追い込まれるも、銀行や消費者金融と闘いまくって借金を完済、というか帳消しにしたった!っていう著者のエピソードが前半部分に描かれていて、それ以降は、借金で苦しんでる人に対しての正しい知識と方法を授けるような内容なので、
正味、読むのは前半だけでええわ。
って思わんこともないんですがw、
「会社辞めるの怖い」「貯金0円にするの怖い」「借金するの怖い」
みたいなのってぶっちゃけ、“幽霊の正体見たり枯れ尾花”でしかないと思うので、
そんな人は、こういう本1冊読んでおくだけで、だいぶメンタリティ変わる気がします。
そういう意味では『君は1万円札を破れるか?』っていう苫米地氏の本もええです。
ぼくは、起業したての1番お金ないときにこの本を読んだんですが、
「1万円札を破れない人は、お金に洗脳されています、お金の奴隷です。」
「1万円札を破ることが出来れば、お金の呪縛から解き放たれます。」
的なことを書いてあったので、
「は?余裕で破れるわwってか燃やしたるわw」
と自慢げに1万円札を燃やしてみたものの、それで特別何が変わったわけでもなく、普通に1万円損しただけだったので、その後むちゃむちゃ後悔した記憶がありますw
ひねくれたら1万円損した。
っていう今回のテーマを真っ向から否定するエピソードが出てしまいましたが、
逆にそれがちょうどええ締め方なんじゃないかと、ひねくれながら記事を書き終えたいと思いますw
お読み頂きありがとうございました!